7月24日、新たに8名の仲間が、三井金属鉱業らにじん肺を発症させたことの謝罪と償いを求めて岐阜地裁に提訴しました。2陣原告代表の小北行雄さんは記者会見で「年々、息切れや痰の量が増えた。主治医からは、陰影が大きくなって癌にならないよう監視していこうと言われている。それでも私は治療を早く開始出来て良かったほう。1陣の仲間は5年の闘いで4名が苦しんで亡くなった。会社が謝罪し償うまで頑張る」と話しました。記者から、1陣の訴訟をみて長期化するかもしれない中、提訴を決意した経緯について質問されると「一緒に闘わなければ、(じん肺被害を根絶しようと先に闘っている)1陣のみなさんに申し訳がない」と力強く返答。
9月22日、第1回口頭弁論が開かれ、原告の意見陳述が行われました。「会社はじん肺について真剣に考え、私や家族に謝り二度とじん肺被害を出さないで」と訴えながらじん肺死した1陣原告の尾崎清二さんのことにふれ「命がけの訴えをどのように聞いたのか。1陣判決で安全配慮義務違反を厳しく断罪されたことを真摯に受け止め解決をすべき」と強く訴えました。
岐阜地裁での闘い、名古屋高裁での闘いと力を合わせて神岡鉱山じん肺訴訟の勝利をめざして奮闘します。
建交労岐阜農林建設連合支部・兼山